
大韓航空(KE)は9月18日、JATA世界旅行博の韓国観光公社ブース内で機内食のビビンバ調理の実演と試食会を実施した。KEでは食を通じて韓国文化を紹介する活動を展開しており、今回のイベントもその一環となる。当日は先着300名限定の試食会だったものの、多くの来場者が訪れ人気の高さが伺えた。
当日は本社からシェフが来日し、初めて公開するレシピとともに調理を披露。レシピを公開するのは初めてで、調理の工夫なども紹介した。もやしやしいたけ、まいたけ、大根、牛ひき肉、ごま油などの具材や調味料のほかに、ヤンニョムというコチュジャンの入ったタレを入れることでピリッとした辛味を加えるという。さらに、スプーンで混ぜるのではなく箸で混ぜることでごはんをつぶすことなくきれいに混ぜられるという調理のコツなども説明した。

KEでは1990年に航空会社として初めて機内食にビビンバを導入、1998年には国際機内食協会からマーキュリー大賞を受賞。現在、日本路線では成田、羽田、中部、関空、札幌、新潟からのソウル路線の上級クラスに導入しているほか、成田/ロサンゼルス線ではエコノミークラスを含め全クラスで提供している。