アメリカン航空、2010年の国際線有効座席マイルは2.5%増を予想

  • 2009年9月28日
 アメリカン航空(AA)の親会社であるAMRコーポレーションはこのほど、2010年の提供座席数について需要と供給のバランスを求めながら基準を維持する方針を表明、全体の有効座席マイルは09年比で約1%増、国際線は約2.5%増となる見込みを発表した。これは9月18日に発表した、直近の経済的課題への対処と長期的な成功に向けた基盤と戦略構築のための行動計画のなかで示したもの。

 このなかでネットワークについては不採算便を撤廃し、ダラス/フォートワース、シカゴ、マイアミ、ニューヨークの4つのハブ空港に集約。ロサンゼルスと同等の中核都市とする。特にシカゴは57便のデイリー便を増便するほか、アジアへの第一の玄関口として2010年春に北京路線を就航する。一方で、ノースカロライナ州にあるセントルイスとローリー/ダーラム空港については、運航量を削減する。

 なお、今回の行動計画では、総額で29億米ドルを追加資金調達を発表、輸送能力と機材の強化を実施するとしている。