マリアナ、年間20万人の確保めざす、依然座席供給量の安定が鍵に

MVAでは、日本人訪問者数の減少は、景気後退や新型インフルエンザの打撃も受けたものの、提供座席数減少の影響が特に大きいとの見方。10月から12月にかけて関空と中部の路線が平均して週1便程度に減少するなど、座席供給の安定化は容易ではないが、成田を含めて3都市で旅行会社や航空会社と共同でキャンペーンなどプロモーションを展開し需要喚起をはかる。また、ロタチャーターについても近畿日本ツーリスト(KNT)とプレスツアーを実施する。
また、特定のセグメントに向けた活動も展開する。これまでターゲットとしていたヤングファミリーやOLに加え、アクティブシニア層の誘客を継続するほか、ロングステイも打ち出す。このほか、サイパン・マラソンなど現地のイベントを活用した需要喚起も続ける。サイパン・マラソンは今年434人が参加したといい、新設された事務局やマラソン情報を提供するウェブサイトなどを通じてさらに拡大をはかる。