楽天トラベル、「人にやさしい宿」開始、団塊世代、高齢者の旅行需要を喚起

  • 2009年6月12日
 楽天トラベルは先ごろ、すべての人が安心・安全に宿泊できる施設とプランを集約した新コンテンツ「全旅連が認定 人に優しい宿」を開始する。08年版の観光白書によると、国内旅行が減少し、団塊世代が所得減少や将来の不安などを理由にあげているものの、楽天トラベルでは50歳以上の利用が前年比21.6%と増加傾向にある。そこで、同コンテンツを通じ、団塊世代や高齢者をはじめこれまで旅行の計画をしにくかった人や乳幼児などの小さな子どものいる家族などを対象とした国内旅行の需要喚起につなげる考え。

 新コンテンツでは厚生労働省の協力を受け、全国旅館生活衛生同業組合連合会(全旅連)が認定する「シルバースター」の宿泊施設とプランを集約。シルバースターに登録されるには設備、サービス、料理面で一定水準を満たすことが必要となっており、新コンテンツでは入浴や食事、トイレなどに配慮した設備やサービスのある施設を検索・予約できる機能を設置する。」

 オープニング企画として、「還暦を祝うプラン」「バリアフリーのプラン」「乳幼児がいても安心して宿泊できるプラン」など多数のプランを用意。現在、シルバースターの宿は900軒以上が登録されているが、同コンテンツの開始時は約870軒でスタートする。