日本旅行、4月の販売額は18%減−マッハ・ベストは4ヶ月ぶりのプラス成長

  • 2009年6月10日
 日本旅行の4月の販売額は、前年比18.3%減の261億3425万7000円となった。海外旅行販売額は25.9%減の66億7925万5000円で、このうちマッハ・ベストツアーの販売額は2.9%増の23億2906万円となり、2008年12月以来、4ヶ月ぶりのプラス成長となった。これは、4月から航空会社各社が燃油サーチャージ額を値下げしたことに加え円高が追い風となり、アジア方面の販売が好調だったため。特に韓国は141%増で、続いて香港や台湾が堅調だった。ヨーロッパ方面も3%増となったが、多くの航空会社が燃油サーチャージ額をゼロとする7月以降の需要回復の方が期待できるという。一方、団体旅行は14.4%減の12億7053万2000円、個人は52.2%減の16億7867万4000円と前年を下回った。

 国内旅行販売額は16.6%減の182億1817万9000円で、団体旅行は18.4%減の38億3042万1000円、個人は18.4%減の96億313万3000円といずれも減少。なお、国際旅行は訪日中国人客の需要が回復傾向となり、7.6%増の11億4010万3000円と前年を上回った。日本旅行では、5月および6月は新型インフルエンザの影響により、訪日旅行を控える傾向が出るとの見方を示している。