JTB、新型インフルで売上高150億円以上減少−現在は回復傾向に
ジェイティービー(JTB)では、4月25日から5月29日の期間で新型インフルエンザが理由と考えられるキャンセルは、売上高で150億円を上回っているという。これは期間中のキャンセル状況を集計し、例年の平均的な数値を除いたもの。特に海外旅行の影響が大きく、キャンセルした人数は約9万5000人、売上高で140億円程度となった。国内は、団体で3万8000人、エースJTBで1万7000人がキャンセルし、売上高は11億円程度減少。修学旅行は全体の8割の学校が中止ではなく延期を決定し、残りの2割も時期や方面を検討中であるため、この中には含んでいない。
JTBでは、新型インフルエンザの影響がいつまで続くかは不透明としつつ、明るい兆しも見えてきているようだ。5月8日と5月22日に実施した緊急アンケートでは、「今海外旅行に行きたい」との意向を示した回答者が全体の80%に上った。また、国内で感染者が発生した後に実施した2回目の結果では、旅行の延期や中止を検討した人が1回目よりも減少したという。海外の募集型企画旅行のキャンセル数も少なくなりつつあり、7月から8月の予約も方面や商品によって好調に推移。JTB常務取締役の志賀典人氏によると、特にハワイやアジアの家族向け商品が順調で、2ケタの増加を見せているという。
今後については、現況の変化に応じて旅行マインドにも変化が生まれると期待。旅行の中止や延期、手控えに対して、旅行資金貯蓄型商品のプロモーション強化を図るほか、修学旅行の実施に向け、観光地や学校との連携を進める。さらに、損害の大きい地域と連携し、地域への誘客や国内観光地活性化を目的とした商品企画などを強化する方針だ。
JTBでは、新型インフルエンザの影響がいつまで続くかは不透明としつつ、明るい兆しも見えてきているようだ。5月8日と5月22日に実施した緊急アンケートでは、「今海外旅行に行きたい」との意向を示した回答者が全体の80%に上った。また、国内で感染者が発生した後に実施した2回目の結果では、旅行の延期や中止を検討した人が1回目よりも減少したという。海外の募集型企画旅行のキャンセル数も少なくなりつつあり、7月から8月の予約も方面や商品によって好調に推移。JTB常務取締役の志賀典人氏によると、特にハワイやアジアの家族向け商品が順調で、2ケタの増加を見せているという。
今後については、現況の変化に応じて旅行マインドにも変化が生まれると期待。旅行の中止や延期、手控えに対して、旅行資金貯蓄型商品のプロモーション強化を図るほか、修学旅行の実施に向け、観光地や学校との連携を進める。さらに、損害の大きい地域と連携し、地域への誘客や国内観光地活性化を目的とした商品企画などを強化する方針だ。