JTB法人東京、中高生向け職業体験プログラムを開発−フジテレビと共同で

  • 2009年5月21日
 JTB法人東京はこのほど、フジテレビと共同で中高生向けの職業体験プログラムを立ち上げる。これは、テレビ番組制作に関わることでチームワークの重要性を体感、さらに職業観を養うことを目的としたもの。フジテレビでは、お台場に訪れる中高生は多いものの実際の番組や現場に触れることが少ないことから機会を提供したいという考えがあった。教育旅行を手掛けるJTB法人東京の強みを活かし、修学旅行や1日校外学習などの学校行事として提案することで2010年度で約2万名の利用をめざす。

 プログラムでは、クラス全員がキャスター、カメラマン、ディレクターなどになり、めざましテレビの擬似番組を制作する。具体的には人気コーナー「ココ調」などを事前に撮影したものを盛り込みながら収録をおこない番組として完成させる。7月からフジテレビ湾岸スタジオで試験稼動を開始、9月から本格的に稼動する。教育旅行に携わるJTBグループ各支店が学校に対して営業するとともに各支店を通じて学校単位で申し込むことが可能だ。1クラス20名から48名まで対応し価格は1人あたり3950円。また、将来的には今回のプログラムを軸に対象者を広げ、団体向け以外にも一般、個人向けプログラムの開発や、企業の新人研修など社会人向けプログラムの開発も視野に入れ展開していく。