ニュージーランド航空、パシフィック・プレミアムを増席−年間で7万2000席増

  • 2009年4月17日
 ニュージーランド航空(NZ)は4月16日から、ボーイングB777-200ER型機のパシフィック・プレミアム(PPE)クラスの座席数を、従来の18席から36席に増席した。NZがPPEクラスの座席数を増加するのは、過去2年間において2回目のこと。現在NZが保有する同型機は8機で、6月中旬をめどに全機材への増席取り付け作業が完了すると、年間で7万2000席のPPEを新たに供給することが可能となる。

 NZ国際線グループゼネラルマネージャーのエド・シムズ氏は、「2005年の導入以来、厳しい経済環境にも関わらずPPEのビジネスクラススタイルのサービスは高く評価されている」と話し、増席後の販売拡大をめざす。NZでは今回の増席にともない、シートピッチを38インチから41インチに拡張したほか、プレミアム・キャビンの利用客を対象に、専用のセルフ・バー・サービスを導入した。従来の126度のリクライニング・シートと、ビジネスクラスに準じた機内食と飲み物、またアメニティーキットの機内サービスは引き続き利用することができる。
 
 なお、同機材は象路線は、成田/オークランド線のほか、サンフランシスコ線、上海線、ロサンゼルス線などで運航している。増席後の座席数は、ビジネス・プレミアが26席、パシフィック・プレミアムが36席、パシフィック・エコノミーが242席であわせて304席となる。