スイス・インターナショナル・エアラインズ、08年の実績好調−4月から新シート

2008年は、旅客数が10.3%増の1346万6724人と大きく増加。運航便数を6.4%増の13万4401便、キャパシティをあらわす有効座席キロ(ASK)を12.0%増と拡大したものの、需要をあらわす有償旅客キロ(RPK)が12.1%増となり、ロードファクターも0.1ポイント増の80.3%となった。コストやキャパシティの管理が奏功し、利益率も9.6%となった。このほか日本路線は、日本支社長の岡部昇氏によると「1年間を通じてほぼ満席」の状態。エーデルワイス航空(WK)のチャーター便も2009年は16本設定しているが、こちらも全席完売しているという。

なお、中長期的な見通しとして、2010年の首都圏空港の発着枠拡大への対応は、現在調査中という。両国政府間で経済連携協定(EPA)が実現したことから、今後旅客、貨物ともに需要が増加すると予測しており、中長期的には増便の可能性もあると示唆した。また、コミッション廃止の流れについては、「直販比率は現在10%に満たない。旅行会社なしでは考えられない」(岡部氏)と維持する方針だ。