日本旅行、夏商戦の目標人員30%増、売出し前倒し−「お得感」ポイントに

  • 2009年4月17日
 日本旅行は4月17日から、2009年夏の海外パッケージ旅行「ベストツアー」を順次販売する。今夏は円高や燃油サーチャージの値下げにあわせ旅行需要が戻りつつあることから、販売を例年より2週間早めた。50日前までの申込みに適用する「早期申込まる得50」のほか、新たに5月10日の母の日までの申込みを対象とする「ママ割」、家族で参加できる定額給付金相当額のオプショナルツアーといったキーワードで訴求し、需要の高まりにあわせた早期の獲得に取り組む。

 また、円高メリットや燃油サーチャージの値下げを旅行代金にも反映。例えば「夏のふぁみバケ」では平均前年比約26%減の値下げを実施。このほか、ハワイでは平均25%減(6万2000円)、グアム・サイパンでは23%減(4万円)、アジア(シンガポール)では53%減(9万9000円)割安とする。夏商品では家族旅行向けの「夏のふぁみバケ」以外に、5月から8月出発のアーリーサマー商品も同時に発売。さらに、7月から10月出発でリーズナブルな料金設定が特徴の「夏のイチ押し」のラインナップをそろえ、適時、需要の獲得をはかる。

 日本旅行広報室によると、今年は9月に5連休があるため、上期商品の販売後から9月の予約が入ってきている。そのため、7月、8月の取り込みが例年に比べると遅くなっており、これも販売を早くした理由であるという。2009年夏期は全方面で合計前年比30%増の9万8000人の販売をめざす。方面別の目標人員は下記の通り。


▽日本旅行2009年サマー 方面別取扱目標人員
アジア/4万7000人(47%増)
ヨーロッパ/2万4000人(14%増)
ハワイ/9000人(10%増)
グアム・サイパン/26%増
中国/3000人/278%増
アメリカ・カナダ/3000人(非公開)
オセアニア/3000人(非公開)
合計/9万8000人(30%増)