ルフトハンザ、08年度の売上高は10.9%増−LXとの統合効果、営業利益は微減
ルフトハンザ・グループの2008年度決算は、売上高は前年比10.9%増の248億7000万ユーロ、営業利益は過去最高であった前年から1.7%減となったが13億4500万ユーロを計上した。純利益は63.8%減の5億9900万ユーロで、減少率が大きいのは、前年の数値が5億8500万ユーロの特別利益を含んでいた反動によるもの。
売上高のうち、航空輸送部門は13.8%増の199億9800万ユーロ。旅客部門は、燃油価格の高騰や労働ストライキによる損失、下期には経済悪化による需要減少の影響を受けたが、ファースト・ビジネスクラスのプレミアムサービスや需要に基づいた運航戦略により、旅客部門の乗客数は増加。決算実績には08年7月以降のスイス・インターナショナル(LX)の数値も含まれており、LXとの統合効果もあったとしている。
なお、決算説明会では、ルフトハンザ・グループの会長兼CEOのヴォルフガング・マイヤーフーバー氏が、オーストリア航空(OS)とブリュッセル航空(SN)との統合について触れながら、ヨーロッパ域内、大陸間のネットワークでは採算があわないことを示唆。「ヨーロッパが航空業界の中心として存続するには、迅速かつ容易に統合できる仕組みを持つことが最も重要」と述べ、「財務基盤とコスト構造に優れた航空会社がヨーロッパ特有の要件を満たし、持続可能なネットワークを提供できる」とコメントしたという。2009年は航空業界で最も厳しい事業環境に直面していると予測するが、今後も航空機材、商品開発、人材開発への投資を継続するとしている。
売上高のうち、航空輸送部門は13.8%増の199億9800万ユーロ。旅客部門は、燃油価格の高騰や労働ストライキによる損失、下期には経済悪化による需要減少の影響を受けたが、ファースト・ビジネスクラスのプレミアムサービスや需要に基づいた運航戦略により、旅客部門の乗客数は増加。決算実績には08年7月以降のスイス・インターナショナル(LX)の数値も含まれており、LXとの統合効果もあったとしている。
なお、決算説明会では、ルフトハンザ・グループの会長兼CEOのヴォルフガング・マイヤーフーバー氏が、オーストリア航空(OS)とブリュッセル航空(SN)との統合について触れながら、ヨーロッパ域内、大陸間のネットワークでは採算があわないことを示唆。「ヨーロッパが航空業界の中心として存続するには、迅速かつ容易に統合できる仕組みを持つことが最も重要」と述べ、「財務基盤とコスト構造に優れた航空会社がヨーロッパ特有の要件を満たし、持続可能なネットワークを提供できる」とコメントしたという。2009年は航空業界で最も厳しい事業環境に直面していると予測するが、今後も航空機材、商品開発、人材開発への投資を継続するとしている。