全日空、12月の国際線旅客数は18.1%減−ビジネスとレジャーの需要低迷で
全日空(NH)の2008年12月の国際線旅客数は前年比18.1%減の30万6040人となった。供給座席数をあらわす有効座席キロ(ASK)を2.8%減と絞ったのに対して旅客需要をあらわす有償旅客キロ(RPK)が16.6%減となり、利用率は10.3ポイント減の62.2%と4か月連続で減少した。方面別では、北米方面が13.2%減の6万6764人、ヨーロッパ方面は18.0%減の3万6973人、アジア・オセアニア方面は19.5%減の20万2303人となった。
国際線旅客数の低調についてNH広報室では、「バンコクでの空港閉鎖やムンバイでのテロの影響が大きい」と説明。アジア・オセアニア線の利用率は9.8ポイント減の54.8%だ。「韓国へのアウトバウンドは好調なものの、全体を底上げするまでの数値ではない」とし、1月以降も厳しい状況が続くのではないかとの見解を示した。また、北米方面の利用率は8.8ポイント減の66.0%、ヨーロッパ方面も14.8ポイント減の69.6%となっており、「出張需要の抑制とレジャー需要の低迷が原因」と分析している。
なお、国内線旅客数は9.7%減の311万955人、ASKが7.2%減、RPKが8.8%減、利用率は1.0ポイント減の57.4%であった。
▽ANAグループ国際線方面別輸送実績(12月)
(方面/旅客数/前年比/利用率/ASK前年比/RPK前年比)
北米方面/6万6764人/13.2%減/66.0%/0.1%増/11.6%減
ヨーロッパ方面/3万6973人/18%減/69.6%/0.6%減/18.0%減
アジア・オセアニア方面/20万2303人/19.5%減/54.8%/6.3%減/20.5%減
合計/30万6040人/18.1%減/62.2%/2.8%減/16.6%減
国際線旅客数の低調についてNH広報室では、「バンコクでの空港閉鎖やムンバイでのテロの影響が大きい」と説明。アジア・オセアニア線の利用率は9.8ポイント減の54.8%だ。「韓国へのアウトバウンドは好調なものの、全体を底上げするまでの数値ではない」とし、1月以降も厳しい状況が続くのではないかとの見解を示した。また、北米方面の利用率は8.8ポイント減の66.0%、ヨーロッパ方面も14.8ポイント減の69.6%となっており、「出張需要の抑制とレジャー需要の低迷が原因」と分析している。
なお、国内線旅客数は9.7%減の311万955人、ASKが7.2%減、RPKが8.8%減、利用率は1.0ポイント減の57.4%であった。
▽ANAグループ国際線方面別輸送実績(12月)
(方面/旅客数/前年比/利用率/ASK前年比/RPK前年比)
北米方面/6万6764人/13.2%減/66.0%/0.1%増/11.6%減
ヨーロッパ方面/3万6973人/18%減/69.6%/0.6%減/18.0%減
アジア・オセアニア方面/20万2303人/19.5%減/54.8%/6.3%減/20.5%減
合計/30万6040人/18.1%減/62.2%/2.8%減/16.6%減