ニッコウトラベル、第2四半期に赤字転化、通期も最終赤字に下方修正

  • 2008年11月17日
 ニッコウトラベルの平成21年3月期第2四半期(平成20年4月1日〜9月30日)の連結業績は、売上高が前年比15.6%減の26億7300万円、営業利益が15.2%減の6100万円、経常利益が27.9%減の1億800万円で、3億5400万円の純損失を計上した。販売面では、燃油サーチャージの値上がりによる需要減退と景気の減速、中国でのチベットや食の問題、四川大地震などの影響によるツアー中止、セレナーデ号による河クルーズの夏期の計画をはずしたことが影響。さらに、為替相場の変動による原価の増大のほか、保有するリーマン・ブラザーズの債権への評価損による特別損失が発生し、利益面で大きく減少した。

 こうした影響により、通期の業績予想を下方修正。売上高は前年比14.9%減の50億円(前回発表:59億円)、営業利益は69.0%減の3600万円(同:2億3000万円)、経常利益は48.6%減の1億2100万円(同:3億7500万円)で、当期純損益を3億4300万円の赤字(同:1億9100万円の黒字)とした。


▽第2四半期方面別実績(方面:送客数(前年比)/売上高(前年比)

ヨーロッパ:2825人(22.1%減)/21億3457万3000円(15.7%減)
ロシア:212人(57.0%増)/1億4983万円(97.2%増)
中東:154人(26.0%減)/8190万6000円(15.3%減)
北米:263人(8.0%減)/1億9824万6000円(5.8%減)
中南米:2人(95.1%減)/264万80000円(86.6%減)
オセアニア:42人(80.4%減)/2225万1000円(50.6%増)
アジア:91人(80.4%減)/2654万9000円(83.8%減)
アフリカ:7人(純増)/895万5000円(純増)
合計:3596人(25.2%減)/26億6054万4000円(15.6%減)