デルタ航空とノースウエスト航空が合併、統合作業中は現状維持の見込み

  • 2008年10月31日
 デルタ航空(DL)とノースウエスト航空(NW)が10月30日に合併、世界66ヶ国375都市に年間1億7000万人以上の旅客を運ぶ世界最大の航空会社、新「デルタ航空」が誕生した。本社はアトランタで、成田のほか、アトランタ、シンシナティ、デトロイト、メンフィス、ミネアポリス/セントポール、ニューヨーク、ソルトレイクシティの全ハブ空港は合併後も維持する。2社の統合作業は、今後1年から2年かけて進める予定で、旅客のチェックインや取引などは当面の間合併前と同様、路線を運航するそれぞれの航空会社が直接受け付ける。2社のウェブサイトや予約システム、顧客向けプログラムはそれぞれが運営を継続する。

 新デルタ航空は、この合併の効果として、機材の有効利用や包括的で多様な路線網の構築などにより、年間20億米ドル以上の経費削減効果を見込んでいる。