ノースウエスト、コンチネンタルとも第3四半期に純損失−旅客収入は上向き
ノースウエスト航空(NW)の第3四半期業績は、純損失3億1700万米ドル(約300億円)となった。なお、デリバティブ商品およびヘッジ活動会計処理で義務付けられる燃油料ヘッジ時価評価にともなう修正を加えると、純利益は9300万米ドル(約86億円)となり、前年同期と同条件で比べると2億3200万米ドル(約214億円)から減少した。運航実績はアメリカ国内線の旅客収益は0.3%減で旅客一人当たり収益は10.7%増で、太平洋線が9.1%増で旅客一人あたり7.1%増、大西洋路線が24.5%増で旅客一人あたりは1.6%増。NWでは景気の減速局面にあることから年間で150万米ドル(約1億4000万円)の減収を想定しているが、燃料費が1バレル104米ドルから2009年には78米ドルとなることから、中期的には10億米ドル(約9250億円)の燃油費の低減を見込んでいる。
また、コンチネンタル航空(CO)の第3四半期は、純損失2億3600万ドル(約218億円)となった。運航実績はアメリカ国内線で旅客収入が2.4%増、太平洋路線が0.6%増、大西洋路線が13.4%増となっているほか、中南米路線が15.7%増となっている。ハリケーンの襲来や熱帯暴風雨の影響から運航に影響があったことから、定時到着率は77.0%となったものの、アメリカ大手航空会社の3位以内に入ったことからオンタイムボーナスを支給したという。なお、燃料では第3四半期に燃料のヘッジ取引で6300万米ドル(約58億円)の損失を計上したが、9月末までの9ヶ月間に7800万ドル(約72億円)の利益を得ているという。
また、コンチネンタル航空(CO)の第3四半期は、純損失2億3600万ドル(約218億円)となった。運航実績はアメリカ国内線で旅客収入が2.4%増、太平洋路線が0.6%増、大西洋路線が13.4%増となっているほか、中南米路線が15.7%増となっている。ハリケーンの襲来や熱帯暴風雨の影響から運航に影響があったことから、定時到着率は77.0%となったものの、アメリカ大手航空会社の3位以内に入ったことからオンタイムボーナスを支給したという。なお、燃料では第3四半期に燃料のヘッジ取引で6300万米ドル(約58億円)の損失を計上したが、9月末までの9ヶ月間に7800万ドル(約72億円)の利益を得ているという。