中国国際航空、F・Cクラスのプロモーションのため特別塗装機を運航

  • 2008年10月22日
 中国国際航空(CA)は先ごろ、中国の国花である牡丹とCAの企業ロゴであるフェニックスのデザインをエアバスA330-200型機に施した「紫宸号」を導入した。これは、ファーストクラスとビジネスクラスの高級感をコンセプトに、設備やサービスへの認知向上をはかるプロモーションの一環で、紫宸ビジネスクラスから命名した。また、10月中にファーストクラスの名前を付けた姉妹号の「紫禁号」を追加し、2機体制で北京/バンクーバー、マドリード、ローマ、パリ、上海、広州線を運航する。

 CAはブランド確立に注力しており、2005年度には約7億人民元(約105億円)を投じてジャンボ機のラグジュアリーキャビンを改装している。夏にオリンピックをテーマにした3種類の特別塗装機を運航したところ好評であったことから、プロモーションツールとしての効果を見込み今回の2機の導入を決定、今後も活用する考えだ。