10月以降の燃油額、デルタは値下げ−据え置きも目立ち、需要を考慮か
10月1日以降発券分の燃油サーチャージ額を申請する外国航空会社の動向で、7月1日発券分から据え置き、あるいは値下げをする航空会社も出てきている。デルタ航空(DL)は日本発太平洋路線を燃油サーチャージと航空保安料を含み、現在の2万8000円から値下げし、2万円とする。DL日本地区営業支社長の雑賀進氏は「(国際航空運送協会運賃調整会議での決議により)10月から正規運賃を値上げし、原油価格が下がっている状況も考慮した」と説明する。シンガポールケロシン市況価格は、6月の平均が1バレルあたり164.84米ドル、7月に166.48米ドルであったが、8月は137.49米ドル、さらに9月には120米ドル台と、価格が下がる局面にある。
日系2社が8月中旬に10月以降の燃油サーチャージ額を申請したポイントは、新たな路線区分の導入、需要への影響、上昇した場合を想定した基準の導入と廃止額を従来の設定価格の50米ドルから60米ドルに引きあげたこと。国土交通省に申請したノースウエスト航空(NW)は太平洋路線で2000円増の2万2000円、ハワイ線で2000円増の1万7000円とし、グアム・サイパン、フィリピン、台湾、タイ、シンガポール、韓国、香港、中国は7月発券分と同額に据え置きとし、この判断も需要への影響を考慮しているものと考えられる。また、ニュージーランド航空(NZ)は2万4000円に据え置き、国交省に申請している。
値上げを申請した外航のうち、キャセイパシフィック航空(CX)は、日本発運賃で日本/香港、および日本/台北間は従来の2400円から10月以降は3200円とする。エールフランス航空(AF)はサイト上で10月以降を日本/パリ間は141.00ユーロと案内しており、従来の126.00ユーロから15ユーロ(約2300円)の増額だ。
外航を管轄する国交省航空局国際航空課によると、現在は半数ほどの航空会社から申請があり、「週内には(大方の外航の申請が)出揃う」見込み。日系2社が「需要への配慮」を見せた結果、傾向としては「大幅に値上げする会社がない」(国際航空課)という。こうした動きから、航空各社には7月から10月の燃油サーチャージ額がおおむね上限との判断が働き、「お客様に負担をいただく金額にも限度がある」(NH執行役員財務部長の金澤栄次氏)という認識が共有されつつあるようだ。
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◆燃油サーチャージ値上げ、旅行会社からは「タイミングが悪い」と需要を懸念(2008/08/19)
※訂正、修正案内 (編集部 9月10日 10時00分)
訂正:数値表記の統一。修正前は燃油サーチャージと航空保安料を含む表記と、含まない表記が混合していたが、両方を合算した数値を掲載。
前 「デルタ航空(DL)は日本発太平洋路線を現在の2万7500円から値下げし、2万円とする。」
↓
後 「デルタ航空(DL)は日本発太平洋路線を燃油サーチャージと航空保安料を含み、現在の2万8000円から値下げし、2万円とする。」
修正:発言の真意を明確化。運賃値上げの主体、期日を補記。
前 DL日本地区営業支社長の雑賀進氏は「正規運賃を値上げし、原油価格が下がっている状況も考慮した」
↓
後 DL日本地区営業支社長の雑賀進氏は「(国際航空運送協会運賃調整会議での決議により)10月から正規運賃を値上げし、原油価格が下がっている状況も考慮した」
日系2社が8月中旬に10月以降の燃油サーチャージ額を申請したポイントは、新たな路線区分の導入、需要への影響、上昇した場合を想定した基準の導入と廃止額を従来の設定価格の50米ドルから60米ドルに引きあげたこと。国土交通省に申請したノースウエスト航空(NW)は太平洋路線で2000円増の2万2000円、ハワイ線で2000円増の1万7000円とし、グアム・サイパン、フィリピン、台湾、タイ、シンガポール、韓国、香港、中国は7月発券分と同額に据え置きとし、この判断も需要への影響を考慮しているものと考えられる。また、ニュージーランド航空(NZ)は2万4000円に据え置き、国交省に申請している。
値上げを申請した外航のうち、キャセイパシフィック航空(CX)は、日本発運賃で日本/香港、および日本/台北間は従来の2400円から10月以降は3200円とする。エールフランス航空(AF)はサイト上で10月以降を日本/パリ間は141.00ユーロと案内しており、従来の126.00ユーロから15ユーロ(約2300円)の増額だ。
外航を管轄する国交省航空局国際航空課によると、現在は半数ほどの航空会社から申請があり、「週内には(大方の外航の申請が)出揃う」見込み。日系2社が「需要への配慮」を見せた結果、傾向としては「大幅に値上げする会社がない」(国際航空課)という。こうした動きから、航空各社には7月から10月の燃油サーチャージ額がおおむね上限との判断が働き、「お客様に負担をいただく金額にも限度がある」(NH執行役員財務部長の金澤栄次氏)という認識が共有されつつあるようだ。
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訂正:数値表記の統一。修正前は燃油サーチャージと航空保安料を含む表記と、含まない表記が混合していたが、両方を合算した数値を掲載。
前 「デルタ航空(DL)は日本発太平洋路線を現在の2万7500円から値下げし、2万円とする。」
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後 「デルタ航空(DL)は日本発太平洋路線を燃油サーチャージと航空保安料を含み、現在の2万8000円から値下げし、2万円とする。」
修正:発言の真意を明確化。運賃値上げの主体、期日を補記。
前 DL日本地区営業支社長の雑賀進氏は「正規運賃を値上げし、原油価格が下がっている状況も考慮した」
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後 DL日本地区営業支社長の雑賀進氏は「(国際航空運送協会運賃調整会議での決議により)10月から正規運賃を値上げし、原油価格が下がっている状況も考慮した」