ルックJTB、燃油費訴求のヨーロッパ商品、KEとSUを確約−計1000人目標

  • 2008年9月8日
 JTBワールドバケーションズは9月5日、イタリア、フランス、中欧、スペイン方面のルックJTB「お得なヨーロッパ」を発売した。燃油サーチャージの高騰の影響で近場への旅行のシフトが進むなか、燃油サーチャージに割安感のある航空会社を確約し、長距離方面への旅行を促す。パンフレットの表紙には「燃油サーチャージ額に注目」との一文を入れ、アピール。ルックJTBが燃油サーチャージの金額差を打ち出したのは、今回が初めてだという。

 確約する航空会社は、ヨーロッパ往復の燃油サーチャージ(8月1日現在)が2万4000円のアエロフロート・ロシア航空(SU)と、4万8000円の大韓航空(KE)の2社。日系航空会社に比べて、SUは約3万円から4万円、KEは8000円から約1万7000円安い。また、今回のツアーでは添乗員同行でありながら6日間のコースを設定したほか、1人追加代金を2万4000円から2万5000円とした「1人旅応援コース」、3人部屋を即答で手配する「トリプルルーム応援コース」を用意するなど、参加しやすさを意識した内容を盛り込んだ。設定コースは4コースで、フランスのみ日系航空会社の選択が可能。旅行代金は「〜アエロフロートロシア航空で行く〜素敵にフランス6日間」の場合、13万4900円から19万9900円(燃油目安額2万4000円)、「〜日系航空会社で行く〜今度の週末は素敵にフランス6日間」は、16万4900円から27万9900円(燃油目安額5万6000円〜6万5200円)。出発日はSU利用が11月4日から3月24日、日系利用が11月5日から1月7日の設定だが、燃油目安額は8月1日現在の料金で表示し、注釈を入れる。JTBでは4コース合計で1000名の集客をめざす。