マレーシア航空、自社ブランド「ゴールデン・ホリデーズ」をクロノスと展開

  • 2008年9月8日
 マレーシア航空(MH)は自社ブランド「ゴールデン・ホリデーズ(GH)」の日本での展開を強化、日本アウトバウンドについてはセントラル・マーケティング・エージェンシー(CMA)としてクロノス・インターナショナル、インバウンド・ツアー・オペレーター(ITO)として、クロノスのグループ会社のいい旅を指名した。MHは約10年前に日本でGHのブランドでGSAを指名していたが、市場の定着が図れずに縮小。だが、このところMH本社がイールドマネジメントを強化し、世界的な市場環境の変化により路線、デスティネーション間の競争が激化することを受け、MH運航路線の販売強化をめざす流れがあり、日本でも日本アウトバウンドとインバウンドの活性化により、日本路線の拡販につなげる。GHは、クアラルンプール、コタキナバル、ランカウイ、ペナンを中心としたマレーシア各地へのパッケージ商品のほか、MHの利用とホテルを組み合わせた「マレーシア・ストップ・オーバー(MSO)」をそろえる。今年度は開始年のため、集客目標は300名としているが、来年以降は3000名としている

 クロノスはGHについて、業界向け、および消費者と2方向での販売に着手する。これまで同社ではマレーシア方面のパッケージツアーをGHに衣替え。すでにGHの商品としてクアラルンプール、コタキナバル、バリ島を設定しており、MH日本語サイトで直販を展開している。今後はMH航空券とホテルを組み込んだMSOを順次展開し、消費者向けの商品を拡充。これと同時に、業界向けのサイト、およびパンフレットなどを用意し、年内に体制を整備する。

 MHは現在、成田発クアラルンプール行きを週14便、このうちコタキナバル経由が週2便、関西発クアラルンプール行きを週7便、うちコタキナバル経由が週2便の運航体制となっている。