農協観光、08年3月期決算は減収減益−外国人旅行は45.5%増
農協観光の2008年3月期(2007年4月1日〜2008年3月31日)の決算は、取扱高が前年比2.4%減の982億3245万7000円、営業収益が3.9%減の141億1811万8000円、経常利益が19.6%減の3億8593万7000円、当期純利益が87.0%減の2159万4000円となった。営業費用と一般管理費は、取扱高減少にともなう委託費などの減少や諸経費の削減により3.0%減の140億3700万円としたが、取扱高の減少を補えなかった。純利益の大幅減は旅行券の引換引当金の繰り入れによるもの。
部門別では海外旅行が2.8%減の166億8065万2000円で、国内旅行が2.4%減の802億272万4000円。海外は、団体旅行の拡大や地方空港発のチャーター便利用を進めたほか、ヨーロッパキャンペーン商品の造成・販売を促進したが、燃油高や円安、中国方面の不振が響いた。また、国内は、大型イベントの開催がないなど旅行需要を押し上げる要素に欠け、団体旅行が目標を下回った。ただし、外国人旅行部門は、アジア各国やヨーロッパ、オセアニアなどの農業団体、農業専門機関に積極的に営業を展開し、農業視察や研修、グリーンツーリズム商品を積極的に提案した結果、45.5%増の6億8700万円となった。
部門別では海外旅行が2.8%減の166億8065万2000円で、国内旅行が2.4%減の802億272万4000円。海外は、団体旅行の拡大や地方空港発のチャーター便利用を進めたほか、ヨーロッパキャンペーン商品の造成・販売を促進したが、燃油高や円安、中国方面の不振が響いた。また、国内は、大型イベントの開催がないなど旅行需要を押し上げる要素に欠け、団体旅行が目標を下回った。ただし、外国人旅行部門は、アジア各国やヨーロッパ、オセアニアなどの農業団体、農業専門機関に積極的に営業を展開し、農業視察や研修、グリーンツーリズム商品を積極的に提案した結果、45.5%増の6億8700万円となった。