主要旅行会社、4月の海外旅行取扱額は8.3%減、GW日並び、燃油など影響

  • 2008年6月17日
 主要旅行会社の4月の総取扱額は、前年比3.4%減の4796億9153万8000円であった。このうち、海外旅行は8.3%減の1824億9018万4000円。募集型企画旅行では、取扱額が15.1%減の510億854万2000円、取扱人数は10.2%減の30万757人と大きく減少した。4月発券分以降の燃油サーチャージの切り上げがあったうえ、ゴールデンウィークの日並びの悪さにより、海外旅行が手控えられたとみている。

 一方、国内旅行は0.5%減の2901億2938万円で、募集型企画旅行は取扱額が0.5%増の714億7955万2000円、取扱人数は2.0%増の308万8540人。海外旅行の振替需要は摘み取れなかったようだ。外国人旅行は22.4%増の70億7197万4000円で、募集型企画旅行は取扱額が2.5%増の3億9030万3000円、取扱人数が3.7%減の2万2386人。

 海外旅行の実績のうち、会社単体の取扱額ではエイチ・アイ・エスが最も多かったが、6.1%減の196億6416万5000円。次いで、阪急交通社が7.4%減の190億7636万8000円、JTBワールドバケーションズが9.9%減の167億559万2000円、JTB首都圏が8.5%減の108億6113万1000円と、いずれも前年を下回っている。伸び率では、事業再編とまるひろを吸収したKNTツーリストが130.7%増の25億5538万5000円。そのほかは、日立トラベルビューローが32.5%増の18億8592万7000円、京阪交通社が32.2%増の1億8322万1000円、エムハートツーリストが18.3%増の7億7620万9000円と続いた。


主要旅行会社4月取扱額