スカイマーク、7月と8月も運休で合計633便に−乗員確保し年末までに12人追加
スカイマーク(BC)は、乗員繰りの問題から6月に168便(片道ベース)の運休を決定していたが、7月と8月も運航が困難となり、6月と合わせて633便を運休することを決定した。夏期に季節定期便として運航を予定していた神戸/那覇線は、就航を中止する。影響を受ける予約者は1万4600人以上にのぼり、現在は自社・他社便への振替や払い戻しを進めている。現状では、6月分の9000人のうち4600人の対応を済ませたところだ。BC取締役経営企画室兼経理本部長の有森正和氏は「多くの消費者にご迷惑をおかけした」と謝罪。パイロットの確保を進め、9月から正常スケジュールに戻り、以降段階的に余裕のある運航体制を確立していく計画を説明した。
BCでは、訓練中のパイロットが試験に落ちるなどの理由で、2008年初めから乗員繰りが厳しくなっていた。今回の大量欠航は、5月末でボーイングB737型機のパイロットが2人退職したことが原因だが、有森氏は「退職は予想外だった」と釈明。一方、2008年になってから、乗員不足に起因する欠航が合計で30便から35便程度あったといい、運航に支障をきたす可能性は予測できたとする指摘もある。BCではこの反省からパイロットの確保を進めており、現在は23人のところを、年末までに35人、2009年3月までに48人の体制が構築できる見込みという。また、訓練の進捗などをチェックし、「早めに手を打っていく」方針で、正社員での雇用も進めていく考えだ。
なお、国土交通省は鈴木久泰航空局長の名で、運航体制の確保と適切な情報開示について、「公共交通機関として、・・・適時適切な情報提供が求められており、・・・情報開示が十分ではなかった」として改善を求める書面を、BC社長宛てに送付している。
BCでは、訓練中のパイロットが試験に落ちるなどの理由で、2008年初めから乗員繰りが厳しくなっていた。今回の大量欠航は、5月末でボーイングB737型機のパイロットが2人退職したことが原因だが、有森氏は「退職は予想外だった」と釈明。一方、2008年になってから、乗員不足に起因する欠航が合計で30便から35便程度あったといい、運航に支障をきたす可能性は予測できたとする指摘もある。BCではこの反省からパイロットの確保を進めており、現在は23人のところを、年末までに35人、2009年3月までに48人の体制が構築できる見込みという。また、訓練の進捗などをチェックし、「早めに手を打っていく」方針で、正社員での雇用も進めていく考えだ。
なお、国土交通省は鈴木久泰航空局長の名で、運航体制の確保と適切な情報開示について、「公共交通機関として、・・・適時適切な情報提供が求められており、・・・情報開示が十分ではなかった」として改善を求める書面を、BC社長宛てに送付している。