日系2社、ゴールデンウィークの国際線は5.3%減−アジア方面は好調

  • 2008年5月8日
 日系2社の4月25日から5月6日までのゴールデンウィーク期間の国際線輸送実績は、供給座席数が前年比1%減の79万8280席、旅客数は5.3%減の51万9814人、利用率は8.6%ポイント減の64.5%となった。旅客数は、当初予想していた5.6%減の51万8144人と大差はなかった。

 JALグループは日本航空(JL)、JALウェイズ(JO)の合計で、日本発着供給座席数は3.5%減の61万4838席、旅客数は6.2%減の40万3638人、利用率は2.0%ポイント減の65.6%だった。期間中のピークは、日本発が4月26日、27日と5月3日で日本着が5月6日で、特にグアム線が8.9%増、韓国線が7.7%増、台湾線が6.8%増など、近距離路線が昨年の実績を上回った。

 ANAグループは全日空(NH)、エアージャパン(NQ)、エアーニッポン(EL)の合計で、日本発着供給座席数は8.4%増の18万3442席、旅客数は1.8%減の11万6176人、利用率は6.6%ポイント減の63.3%であった。方面別ではシンガポールやバンコク、ソウル、台湾などのアジア方面が38.2%増で昨年度を大きく上回った。一方、リゾート方面は成田/ホノルル間で臨時便を4便運航したものの、ホノルルやグアム方面は旅客数が20.9%減の7597人に留まった。また、出発当日まで購入可能な新運賃「スーパーエコ割」の利用者も多かったという。


▽日系2社日本発着ベース
日系2社計(発着)/79万8280席(1%減)/51万9814人(5.3%減)/64.5%(8.6%減)
JL発着合計/61万4838席(3.5%減)/40万3638人(6.2%減)/65.6%(2.0%増)
NH発着合計/18万3442席(108.4%)/11万6176人(1.8%減)/63.3%(6.6%減)


▽日本航空グループ(JL/JO)
ハワイ線/5万6635席(15.2%減)/4万4335人(13.1%減)/78.3%
米大陸線/4万8000席(3.5%減)/3万3206人(16.2%減)/69.2%
欧州線/5万2734席(7.7%減)/3万5234人(14.6%減)/66.8%
東南アジア線/14万6385席(3.5%減)/9万4188人(8.5%減)/64.3%
オセアニア線/2万2,064席(0.2%増)/1万1725人(16.5%減)/53.1%
グアム線/2万3953席(6.4%減)/1万9441人(8.9%増)/81.2%
韓国線/8万5318席(3.6%増)/6万5868人(7.7%増)/77.2%
中国線/12万5000席(6.9%増)/6万2258人(7.9%減))/49.8%
台湾線/5万4749席(15.4%減)/3万7383人(6.8%増)/68.3%


▽全日空(NH/NQ)
北米/2万9040席(前年と同じ)/1万9448人(10.1%減)/67.0%
欧州/2万568席(6.7%減)/1万5725人(8.1%減)/76.5%
中国/8万168席(8.4%増)/4万2254人(10.8%減)/52.7%
アジア/4万3346席(38.6%増)/3万1152人(38.2%増)/71.9%
リゾート/1万320席(20.4%減)/7597人(20.9%減)/73.6%


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