タイ国際航空、A380受領は2年後、日本線にも投入−今年はMICE強化へ

これらの機材が納入されるまでの期間、路線展開は需要に応じて素早く変更していく方針だ。チャナパイ氏は、「利益を最大限に高めるため、インドのハイデラバードや上海、北京、ソウルなど需要が高い路線は就航便数を増やすが、カラチ、イスラマバードなど需要が減少した路線は、その需要に応じて調整する」と語った。特に、アセアン、および東南アジアの航空需要の増加、競争激化に対応する考え。なお、新規就航は、アジアの重要なデスティネーションというコサムイに2月から、ダブルデイリーで運航するという。使用機材はボーイングB737-400型機だ。
▽2008年はMICE需要取り込みはかる−ウェブ直販も強化の考え

チャナパイ氏はまた、航空座席のウェブ販売も強化する考えを示した。マーケティングとして、従来のブランディング「スムース・アズ・シルク」に加え、「タッチ・オブ・タイ」も設定し、タイへの訪問者や乗継客など乗客全てに「タイらしいサービスを感じてもらいたい」という。