鈴木航空局長、今年は「空港整備」を着々と−燃油サーチャージは一部運賃に

航空交渉では、アジア・ゲートウェイ構想に基づき、昨年は韓国、タイと航空自由化が妥結し、羽田/上海・虹橋間の就航も実現した。今年は、北京オリンピックに関連し、羽田/北京・南苑間のチャーター便就航について、先ごろの日中首脳会談でも実現に向けた実務者協議へ移ることで一致。こうした羽田の国際線発着枠を含め、2010年には首都圏で5万回の増枠分について、今春をめどに各国と交渉を開始する。
また、高騰する燃油サーチャージ額について、これまでの発言から一歩踏み込み、「根本的な運賃の部分での議論も必要」と言及。現状の燃油サーチャージ額が高いとの懸念を示しつつ、額が増減する仕組みを残しつつ、解決を図る道筋に理解を示した。