キャセイパシフィック航空、機材を追加発注、5年以内に全200機に増加

  • 2007年12月20日
 キャセイパシフィック航空(CX)は、新たに8機のエアバスA330‐300型機を購入する。最新型のエアバスA330‐300型機には、最先端の燃料燃焼技術や環境への負荷を減らす工夫が施されたロールスロイス社のエンジンを搭載。公示価格は総額で約17億米ドル相当(約1919億9800万円)にのぼる。先月、購入を発表した17機の長距離路線旅客機・貨物専用機と今回発注分を合算したCXグループの所有機材数は、2012年までに200機に達する見込みだ。

 今回、発注した旅客機が2010年から12年にかけて受領されると、A330‐300型機の保有機数は40機となり、姉妹会社の香港ドラゴン航空(KA)が運航する16機の同型機を加えると、CXグループはA330‐300型機を世界で一番多く運航する航空会社となる。受領する新機材をCXとKAの近距離路線や中国本土路線に導入する予定で、新たにエアバスA320型機のリースや購入も検討中としている。