KNT、メイトの卒業旅行でリピーター獲得ねらい販促強化−06年は100%増

  • 2007年12月14日
 近畿日本ツーリスト(KNT)は、このほど発売したメイトの「卒業旅行」で、「卒業旅行は3回行く!」を基本コンセプトとし、リピーターの需要をねらって販促活動を強化している。コアターゲットは高校生で、18歳の人口が減少傾向にあるなか、メイト「卒業旅行」の2006年実績が前年の倍となっていることから、1人が2回から3回リピートするなど「何らかの形で重複があるはず」(KNT総務・広報部)という分析。

 販売促進策としては、フリーマガジン「KNTaste!」を創刊し、飛行機の乗り方や卒業旅行先人気ランキングなど初心者向けの記事を掲載。商品広告はせず、巻末でKNTの店舗を案内して来店を促す。また、学生限定の3大特典を受けられる「HAPPY LUCKY CARD」も作成。首都圏エリアのKNT対象店舗に来店するだけでプレゼントを贈り、各店舗先着100名で成約時にもプレゼントを用意するほか、「リピート学割」として2回目以降の旅行申し込み時に、メイトは1000円、ホリデイは2000円割り引く。これらは、東京急行電鉄が運営する駅の情報発信拠点店舗「ranKing ranQueen(ランキンランキン)」7店舗で、12月14日から配布する。

 なお、卒業旅行では、京阪神の人気3都市で2泊8000円の宿泊プランや、15分間の東京上空ヘリクルーズが付いて1泊8000円のプランなどを設定している。

▽メイト「卒業旅行」
http://shutoken.knt.co.jp/sotsuki/index2.html