KNT、ロック音楽の仮想都市サイトとのLAツアーを設定−趣味の旅行の需要堅調

  • 2007年12月11日
 近畿日本ツーリスト(KNT)はロック音楽をテーマとする仮想都市サイト「WeROCK City」を運営するエルゴ・ブレインズの協力を得て、ロックファンや楽器・音楽業界の志向者向けロサンゼルスツアー「L.A. ROCK TOUR」を発売した。2008年1月17日から20日まで、アナハイムで開催される楽器フェア「NAMM SHOW」にあわせて企画したもの。ツアーでは、60年代から70年代のロック黄金期の回想録である「伝説のグルーピー」の著者・パメラ・デ・パレスを案内人としてビートルズやプレスリーなど伝説のアーティストにゆかりのある場所を訪れるほか、NAMM参加予定のアーティストとの握手やサイン、ミニライブを予定する特別イベント「WeROCK City Surprise Bash!」に参加。希望者の先着10名には体験レポーターとしてアーティストに質問する機会も設ける。設定期間は1月17日から22日の4泊6日で、旅行代金は2名1室利用で19万8000円から。募集定員は20名ほどの予定。

▽テーマ性の高い旅行に強み

 KNTでは同ツアーを含め、他業種の企業や団体などとのコラボレーションにより、さまざまなテーマのあるツアーを同社サイト上の「テーマトラベルパーク」で展開している。これらはECCカンパニーが手がける新しい試み。KNTには、04年に分社化したクラブツーリズムの事業に携わった社員がおり、テーマ性のある旅行分野も強みの一つ。そこで会員組織まではいかないまでも趣味の範疇の需要を対象にしたツアーを企画。ニーズとアイディアが合致すれば、同カンパニーのクライアントとのコラボレーションにより実現しやすく、両社のサイト上でも展開できるため発表する場所を確保できる利点がある。音楽のみならず、スポーツやキャラクターなど多岐にわたる企画を展開しており、設定数は年々増加しているという。

▽KNTトラベルパーク
http://biz.knt.co.jp/tts/