JALグループ、10月の国際線利用率は1.9ポイント増−旅客数は2.9%増

  • 2007年12月7日
 JALグループの10月の国際線利用率が、前年比1.9ポイント増の74.3%となった。これは座席供給量をあらわす有効座席キロ(ASK)が2.2%減の70億3949万6000ASKであったのに対し、有償旅客キロ(RPK)が0.3%増の52億2822万3000RPKとなった結果。旅客数は2.9%増の115万4971人であった。

 路線別では、韓国線が好調でASKが2.1%減であったのに対しRPKが19.1%増となり、利用率は15.1ポイント向上した。このほか太平洋線もRPKが2.2%減となったものの、ASKが5.5%減であったため、利用率は2.8ポイント増の80.7%となった。オセアニア線もASKの31.6%減に対してRPKが22.1%減に留まり、利用率は9.4ポイント改善して77.1%。このほかの路線も概ね利用率が改善しているが、中国線が、ASKが17.6%増であった一方RPKは1.6%増で、利用率は8.3ポイント減の52.8%となった。

 なお国内線では、旅客数が9.9%減の375万6245人でRPKは10%減、ASKは4.4%減であったため、利用率は67.3%となった。

▽JL国際線路線別、旅客数(前年比)/利用率(前年比)
太平洋線/23万1590人(1.6%減)/80.7%(2.8ポイント増)
欧州線/12万4776人(4.6%減)/82.7%(2.8ポイント減)
東南アジア線/36万5930人(8.0%増)/66.1%(5.1ポイント増)
オセアニア線/4万4723人(25.8%減)/77.1%(9.4ポイント増)
グアム線/4万2388人(9.0%増)/72.5%(4.1ポイント増)
韓国線/17万5631人(18.4%増)/85.0%(15.1ポイント増)
中国線/16万9933人(0.3%減)/52.8%(8.3ポイント減)
合計/115万4971人(2.9%増)/74.3%(1.9ポイント増)