HIS、年末年始は定番以外の行き先好調−日並びよくロングホールも堅調

  • 2007年12月4日
 エイチ・アイ・エス(HIS)の年末年始(2007年12月23日から2008年1月6日)の予約状況は、11月28日現在、全体で前年比4%増となった。方面別では、グアムやソウルなど定番デスティネーションの規模に大きな変化がないものの、中国が25%増と堅調であるほか、マカオと海南島が倍増しており定番以外の人気が高い。マカオは5本設定したチャーター便が満席に近いという。中国でも上海や北京以外に、杭州や大連が倍増。そのほか、パラオは49%増、カンボジアも31%増で推移している。

 人気の渡航先は、1位がグアムで昨年の2位から上昇し、逆に1位であったソウルは2位となった。またホノルルが4位から3位に上昇し、3位であったバンコクは4位。5位以下は台北、香港、上海、バリ島、サイパン、ロサンゼルスと続く。昨年は13位であったロサンゼルスの上昇は、1月4日を休みにすれば最大9連休となる日並びの良さが手伝ったようだ。このほか、パリやニューヨーク、ロンドンも15位以内に食い込んだ。ヨーロッパ全体でも12月29日から31日の出発が18%増となった。HISでは燃油サーチャージの高騰が、近距離では割高感につながり、逆に全体での予算が高額になる遠距離旅行の伸びに繋がっているという。ビジネスやファーストクラス利用の予約状況では、ヨーロッパ、ミクロネシア、ハワイが好調という。

 なお、出発日と帰国日では、出発日の1位は12月29日、2位が30日、3位が27日、帰国日の1位は1月5日、2位が3日、3位が4日であった。


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