10月の日本人出国者、1.9%減の147万人−訪日は12.4%で過去最高

  • 2007年11月29日
 国際観光振興機構(JNTO)によると、10月の日本人出国者数は前年比1.9%減の147万4000人であった(推計値)。1月からの累計は0.9%減の1450万8000人となっている。JNTOでは円安基調に推移する為替レートが海外旅行に割高感を生み出している一因と言及。また、60代以上の海外旅行が好調であるものの、20代から30代の出国者数が減少していることが総数を押し下げているともしている。

 なお、訪日外客数は10月単月で初の70万人台を記録し、前年比12.4%増の78万6100人、1月からの累計は13.5%増の698万5000人となった。国別でも、韓国、台湾、中国、香港、タイ、シンガポール、オーストラリア、カナダ、ドイツ、フランスの主要国がそれぞれ10月として過去最高の訪日旅行客を記録した。