マダガスカル航空、新デスティネーションなどで集客狙う−メディア露出増へ

  • 2007年11月15日
 マダガスカル航空(MD)は今後、ノシベやモロンダバなど現在定着しつつあるデスティネーションに加え、「サザンクロス街道」、たる型バオバブの群生地「モロンベ」などを紹介し、取扱人数の増加をめざす。日本人訪問者数は、2006年が前年比40%増の約3500人で、MD取扱人数は2500人ほどであった。MDは今年の動向として「前年を上回ることはほぼ確実」としている。MDプロモーション・スーパーバイザーの川井恵氏によると、ターゲットは、20代から30代の女性やカップルなど。旅行形態については、「以前はシニアのパッケージ旅行がほとんどだったが、現在はFITが6割ほどに逆転」しており、MDではパッケージ、FITの双方を伸ばしたいという。

 なお、サザンクロス街道は巨大な岩山「ボネ・ド・パップ」や、砂岩の山塊が連なる「イサロ国立公園」など、ダイナミックで風光明媚な景観を楽しめるルート。その名の通り、南十字星が美しく見えることも特徴で、南北に約950キロを縦断するため、4つの気候帯を通過し、南部の多肉植物から熱帯雨林のような木々まで多様な自然に触れることができる。モロンベでは、直径が9メートルもの太さのバオバブをはじめ、群生するバオバブを観ることができ、ビーチリゾートも楽しめる。