スターフライヤー、08年中間期は営業収入19.2%増も7億7100万円の経常損に

  • 2007年10月25日
 スターフライヤー(7G)の2008年3月期(2007年4月1日〜2008年3月31日)中間決算は、営業収入が前年比19.2%増の72億2000万円であったが、7億7100万円の経常損失、7億7600万円の純損失を計上した。

 北九州/羽田線は羽田の早朝発便と深夜着便を運休しているものの、利用者数は8.1%増の37万2000人、利用率は15.2ポイント増の70.6%を記録。また、9月14日から羽田/関空線を1日4往復で就航。就航後の半月間で約1万7000人、利用率87.8%と、順調に推移した。ただし、原油価格の高騰に加え、2月に導入した4号機が羽田発着の増加時期の遅れにより活用できず、機材費が圧迫。また、既存の計3機が重整備時期となったため、整備費負担も増加した。

 7Gでは下期、4号機のフル稼働と6月から開始した全日空(NH)とのコードシェアによる需要喚起効果、北九州線の堅調な需要を見込み、黒字転換できると予想。ただし、中間期の赤字カバーには至らないとして、07年度通期の営業収入は160億円、営業損失6億円、純損失6億2000万円となる見通しを立てている。