日本旅行、来年1月に海外旅行基幹システムを本格稼動へ

  • 2007年10月17日
 日本旅行は海外旅行基幹システムの刷新を来年1月に本格的に稼動することを決めた。当初の予定から導入が遅れているが、システムの完成度を高める試験運用を実施しているためで、既に東日本は上野、新宿、池袋、吉祥寺、大宮、システムトラベルセンター(東京電話予約センター)、西日本は梅田、TiS大阪、TiSギャレ大阪、天王寺、TiS天王寺、三ノ宮、TiS三ノ宮、メディアトラベルセンター(大阪電話予約センター)で商品販売と連動した最終チェックを踏まえ、本格導入となる。これにより、2006年8月に稼動した国内系システムとあわせ、国内・海外でのシステムが稼動し、2003年から開発に着手した日本旅行のシステム・イノベーションが完結する。売上ベースで6億円の増収を見込んでおり、予約入力作業などコスト削減として2億円を想定している。

 現在、システムの試用として販売している商品は「My レシピ グアム」のほか、10月16日から「ビックリプライス ハワイ」を1名催行の商品として設定。ハワイについては、シェラトン・プリンセス・カイウラニ、ハイアット・リージェンシー・ワイキキのほか16ホテルを選択できる。新システムは店頭で予約した航空券、宿泊施設などのデータと予約システムを一体化することで、社内全体での効率化を目指す。また、新システムの稼動により、少量多品種の品揃えを実現し、商品ラインアップの拡充にもつなげる。


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