JTBバリアフリープラザ、補聴器会社と共同で中・軽度難聴者向けツアー設定

  • 2007年10月16日
 JTB首都圏のバリアフリープラザは、ハーモニー補聴器と共同で、補聴器使用者向けの旅行ツアーを開発、10月16日に発売する。手話が必要な重度の難聴者向けのツアーは催行していたが、中・軽度の難聴者向けツアーは初めてのこと。補聴器ユーザーは全国で200万人前後いるといわれているが、従来は健常者向けの通常ツアーに参加するケースが多い。ただし、説明中の雑音により聞き取れないことが多く、不便を感じる人が多かったという。

 そこでハーモニー補聴器がユーザーに対し、旅行に希望するサービスを調査。収集した意見を盛り込み、今回は沖縄4日間、ラスベガスとグランドキャニオン6日間、ニュージーランド7日間、イタリア8日間の4コースを設定した。目で確認できるホワイトボードの使用や、ガイドや添乗員の説明内容を確認できるコミュニケーションカードの配布、ホテルでの非常時の誘導体勢などを工夫したのが特徴で、今後も調査を継続し、さらに新商品を展開して行く予定。ハーモニー補聴器のユーザー向けDMでの告知を中心に、今年度は100名の販売をめざす。