大橋巨泉さん、豪州の魅力を語る−「広大な自然とその恵みはシニアに最適」

大橋さんはジャズ評論家、放送作家を経て、「クイズダービー」など多数の人気テレビ番組の司会を務めた後、1990年にセミリタイア。現在は、オーストラリアとニュージーランド、カナダなどの海外で1年の大半を過ごす。そんな大橋さんが「旅とは何か」を考えるようになったのは、セミリタイアの前に番組の撮影で数多くの場所を訪れていたころ。そのうち、「人の少ない広大な土地で、大自然を満喫することが醍醐味」と思い至り、オーストラリアはその条件を満たすデスティネーションだと感じているという。

食べ物についてはシニアの人気が高い魚介類を中心に紹介。キスや牡蠣、海老など種類が豊富な上、例えばキスは日本のものとは比べ物にならないほど大きく、「刺身にしてもおいしい」ほどだという。牡蠣は滞在中、毎日のように食べていたといい、また海老についても「6豪ドルで100グラムだと思って、5倍の30ドル分を頼んだら、バケツ一杯の5キロ分が出てきた」というエピソードで笑いを誘った。
また、オーストラリアのレストランの「BYO(Bring Your Own)」システムを紹介。これは、2豪ドルから5豪ドル程度の料金を払うことで、ワインを持ち込めるもの。「地元の住民が行くようなレストランに、自分でワインを選んで出かけても良いのでは」と、提案した。