大橋巨泉さん、豪州の魅力を語る−「広大な自然とその恵みはシニアに最適」

  • 2007年10月11日
 クラブツーリズムは10月11日に顧客向け説明会を開催、テーマの1つとしてオーストラリアを取り上げた。その中で、大橋巨泉さんがゲストスピーカーとして登場し、オーストラリア旅行の醍醐味を自身の経験を交えながらユーモラスに紹介した。

 大橋さんはジャズ評論家、放送作家を経て、「クイズダービー」など多数の人気テレビ番組の司会を務めた後、1990年にセミリタイア。現在は、オーストラリアとニュージーランド、カナダなどの海外で1年の大半を過ごす。そんな大橋さんが「旅とは何か」を考えるようになったのは、セミリタイアの前に番組の撮影で数多くの場所を訪れていたころ。そのうち、「人の少ない広大な土地で、大自然を満喫することが醍醐味」と思い至り、オーストラリアはその条件を満たすデスティネーションだと感じているという。

 大橋さんにとってのオーストラリアの魅力は、大自然に加えて「四季を楽しめ、食べ物や飲み物の質が高い」ところ。地域によるが、冬でも寒すぎないと紹介し、「避寒地のみならず、避暑地としても良い」とアピール。時差がないため体に優しく、特にシニア層にはメリットが大きいと強調した。

 食べ物についてはシニアの人気が高い魚介類を中心に紹介。キスや牡蠣、海老など種類が豊富な上、例えばキスは日本のものとは比べ物にならないほど大きく、「刺身にしてもおいしい」ほどだという。牡蠣は滞在中、毎日のように食べていたといい、また海老についても「6豪ドルで100グラムだと思って、5倍の30ドル分を頼んだら、バケツ一杯の5キロ分が出てきた」というエピソードで笑いを誘った。

 また、オーストラリアのレストランの「BYO(Bring Your Own)」システムを紹介。これは、2豪ドルから5豪ドル程度の料金を払うことで、ワインを持ち込めるもの。「地元の住民が行くようなレストランに、自分でワインを選んで出かけても良いのでは」と、提案した。