HIS、業績予想を下方修正−海外旅行市場のマイナス成長が影響

  • 2007年9月19日
 エイチ・アイ・エスは平成19年10月期第3四半期連結業績(平成18年11月1日〜平成19年7月31日)を公表、このうち売上高は11.3%増の2515億6300万円、営業利益8.1%減の24億4800万円、経常利益5.5%減の31億8300万円、純利益は1.8%増の19億8700万円となった。売上高は伸びているものの、地上費の高騰などから売上原価が12.1%増の2154億6200万円となっており、積極的な営業施策で販管費も8.2%増の336億5200万円となり、営業利益が減少した。為替相場の円安基調、燃油サーチャージで割高感が海外旅行需要の伸びやみの主要因としており、出発間際の需要獲得など営業施策でも、取扱人数の大幅増には結びつかず、また海外旅行の停滞基調が今後も継続すると予測し、売上高、営業利益などの予想を下方修正する。修正した連結の予想は売上高が前年比10.6%増の3640億円、営業利益1.8%減の71億円、経常利益1.5%増の82億円、純利益0.7%増の4900億円。