ミキ・ツーリスト、欧州の春の新素材で「イースター」を提案−営業を強化へ

  • 2007年6月6日
 ミキ・ツーリストは新たなテーマ性として「イースター」に着目し、旅行素材としてイースター・マーケットを打ち出していく。これまでドイツを中心にクリスマス・マーケットが人気を集めたが、イースター・マーケットは毎年、現地の受入れが難しくなる春先の時期に開催され、宗教色の強い行事という認識から、送客に結びつきにくい状況であったという。ただ、先ごろ情報を収集した結果、ドイツ、オーストリア、ハンガリー、チェコなどを中心に、フランスやイタリアなどでも大規模なイースター・マーケットが開催されていることが判明。中でも、ドイツの東側やオーストリア、ハンガリー、チェコでは、春の到来を祝福する意味も持つお祭りとしてイースター・マーケットが開かれてきたという。

 このうち同社では、今春に現地で調査したウィーン、ブタペスト、プラハ、ニュルンベルクのイースター・マーケットを強く打ち出す方針。旅行会社に対して写真画像などの情報と合わせ、「春のお祭り」、「春の楽しいイベント」として訴求していく。既に旅行各社の反応は上々としており、多くの会社が既存の中欧コースの付加価値のある旅行素材として検討しているという。

 なお、来年2008年のイースターは3月23日、2009年は4 月12日となる。2008年はイースターが早めの時期となり、イースター・マーケットも3月の上旬から開催される模様。このことから下期後半の商品として、旅行会社に中欧商品への組み込みを促し、送客増加に繋がる取り組みを進める針だ。