「休暇=旅行」!?

本格的な夏を目前に、最近トラベルビジョンではスタッフの間で夏休みの話題が飛び交うようになりました。旅好きなトラベルビジョンスタッフの夏休みの過ごし方はもちろん「旅行」!!国内、海外問わず今年はビーチリゾートに出かけるスタッフが多いようです。
毎日のように、夏休みの話題で盛り上がっているので、他人の夏休みの過ごし方にも興味津々。先週、移動中の電車内で「今年の夏休みは何をして過ごす?」という話題で盛り上がっているOL風な女性達の会話に、私は耳をダンボにして聞いてしまいました。
話を聞いていると、どうやら彼女は夏休みとして最大週1間ほどの休みが取れるらしい。「1週間か?、じゃあ彼女達の旅行先はハワイかな?、タイかな?、それともヨーロッパとか行っちゃうのかな?」と、「休暇=旅行」という方程式が完全に出来上がってしまっている私は、彼女たちの夏休みの期間を聞いた瞬間、彼女たちが選ぶのではないかと思われる旅行先を想像してしまいました。
そんな私の勝手な想像とは裏腹に、彼女達4人の夏休みの過ごし方は下記の通り。
1人目 : 今まで見たかった映画のDVDを何本も借りて、部屋でじっくりゆっくり鑑賞。
2人目 : 彼氏の家でのんびり、まったり過ごす。
3人目 : 実家に帰る。
4人目 : 新しいソファーを購入し、部屋の模様替え。
と、彼女たちの休暇の過ごし方として、「旅行」という選択肢は出てきませんでした。この4人の過ごし方を否定する気はないのですが、心の中では「1週間もあるのよ?、もったいない!!」と叫んでしまいました。
最近、旅行に感心のある若者が減ったという話を良く耳にします。携帯やインターネットなどお金の遣い道が多岐にわたり、またインターネットなどを通して海外などの情報を簡単に得られることもその一因だそうです。
つい先日も、とある電気店を通り過ぎた際、店員さんが「ドイツに行かなくてもワールドカップを見た気分に!」などと叫び、薄型テレビを販売していました。薄型テレビを購入した人が本当にドイツに行ってワールドカップを見ることと引き換えに購入したとは思えませんが、これもある意味で旅行需要を低減させる要因と言えるのかもしれませんね。
近い将来、旅行業界のより明るい将来のために、日本人に対する旅行需要を喚起することが今以上に大切になってくるのではないでしょうか!?
トラベルビジョン 高橋 絵美