記事アクセスランキング キーワードは「いよいよ」(5月19日〜25日分)

  • 2007年5月26日
[総評] 今週は、「いよいよ」開始されるSAME DAY VOIDが最も注目を集めました。これまでもネームの間違い、入力ミス、確認不足、お客様の間違い等々、いろいろな原因でボイド処理が発生していた訳で、旅行会社としては救済策を求めたいところですが、原則(理想)と実際(現実)は別というところでしょうか。今後は導入後、現場で何が起こっているのか、それがどのような問題なのか、時期を見てレポートしていきたいところです。

 エアバスA380型機が再び日本に飛来することも人気を集めました。シンガポール航空のエアバスA380の導入など、エアバスA380のニュースにはいつも高い関心が寄せられます。旅行業界内での、ちょっとした話題にもなりますね。

 非常にうれしい傾向としては、スペシャリスト・インタビューへのアクセスが多かったこと。日本旅行業協会(JATA)が観光局などと協力して実施する業界内の資格「デスティネーション・スペシャリスト」として認定された方々を紹介する連載企画です。こうした記事が、業界全体に良い波及効果となることを期待しています。旅の「スペシャリスト」の育成が叫ばれて久しいわけですが、昨年度は多数の合格者が排出され「いよいよ」動きだしたのかという感を持っており、今後は消費者への認知を広めていくことも大きな課題です。今後もこの企画では、スペシャリストの皆さんを紹介していきますし、この資格にとらわれない「スペシャリスト」も紹介したいと思っています。自薦他薦は問いませんので、スペシャリストだという人をぜひ、ご紹介ください。

 もうひとつ、私が個人的に注目している記事で上位にランクインしたものは、両国中学校の韓国への海外修学旅行です。24日に開催されたOTOA総会の席上で、国土交通省総合政策局の花角英世観光事業課長は、若い世代の旅行増加が課題と言及されましたが、今後の10年、20年先の旅行業を支えてくれる消費者層をきちんと育てていかなければなりません。そうした意味で、政府が旗を振り、青少年交流を推進している今は好機です。今回のニュースは「東日本の公立中学校で海外修学旅行が初」というのがポイントでしょう。マーケットの扉が開き、「いよいよ」チャンス到来といったところでしょうか。トラベルビジョンとしても何らかの形で応援をしていきたいですね。(鈴木)