鈴木航空局長、温家宝首相の来日に注目−羽田国際線の航空交渉は来年からか
国土交通省航空局長の鈴木久泰氏は羽田/上海・虹橋間のチャーター便について、「温家宝首相の来日も控え、首脳会談に注目している」と語り、中国首脳の来日による進展について期待を示した。昨年の日中首脳会談で安倍総理と温家宝中国首相が羽田/上海・虹橋間の航空便の運航について言及、これを受けて航空局では羽田空港の発着枠の捻出、中国側ではCIQや発着枠の捻出などで対応をしているところ。航空局では、中国側も前向きの姿勢にあるとしており、先ごろ武漢で開催された日中航空協議において、中国側が実現に向けて取り組んでいる旨が表明されたところ。
また、羽田空港の国際線の就航地については、羽田/石垣島間の1940キロメートルという「ペリメーターはもともと、ひとつの目安」と繰り返し、「(ペリメーターの)外側について議論をしないということではない」と語り、「航空交渉で羽田を戦略的に活用していく」考えを改めて示した。航空交渉の開始時期については、成田の暫定滑走路の供用開始の際には約2年前から開始。今回の羽田については、2010年10月末の2年前よりも早く交渉を開始することに含みを持たせた。特に、アジア・ゲートウェイ構想などで空港活用について議論がされているだけに、2008年には早くも交渉の席に着くことになりそうだ。
また、羽田空港の国際線の就航地については、羽田/石垣島間の1940キロメートルという「ペリメーターはもともと、ひとつの目安」と繰り返し、「(ペリメーターの)外側について議論をしないということではない」と語り、「航空交渉で羽田を戦略的に活用していく」考えを改めて示した。航空交渉の開始時期については、成田の暫定滑走路の供用開始の際には約2年前から開始。今回の羽田については、2010年10月末の2年前よりも早く交渉を開始することに含みを持たせた。特に、アジア・ゲートウェイ構想などで空港活用について議論がされているだけに、2008年には早くも交渉の席に着くことになりそうだ。