ルフトハンザドイツ航空（LH）とエアバスは3月28日、ミュンヘン空港でエアバスA380型機の商業運航証明テストを成功裏に終了した。3月17日から行われていたテストでは、飛行時間65時間、12フライト、飛行距離6万キロメートルにおよび、いち早く総勢3750人の搭乗者がA380型機を体験した。

　なお、LHはエアバスの開発パートナーとして2006年3月に避難テストを実施。同年9月にA380型機の初の長距離飛行テストを行っており、さらに現在、フランクフルト空港では223億円を投じてA380の整備格納庫の建設を進めている。LHはエアバスA380-800型機を欧州の航空会社として最多の15機を発注し、さらに5機をオプションでオーダーしている。2009年夏からは成田を含むアジア、大西洋路線への就航も予定している。