全日空、4月に組織改正、収益・効率化の最大化を視野に体制強化

  • 2007年3月28日
 全日空は4月1日付けで組織改正を行う。全社的には収益、収入拡大に向けた体制を強化すると共に効率化を目指したものとする。本社部門では、営業推進本部のネットワーク戦略部を企画室に統合、企画部とネットワーク戦略室とし、機材計画、路線・便数計画、グループ生産体制の総括などの機能を集約する。

 営業推進本部では営業戦略部のレベニューマネジメント部から運賃・制度機能を移管し、営業部門との連動を高めた運賃戦略を立案、推進することで収益の増大を目指す。同時に、販売促進活動の機能を営業推進本部に改編するレベニューマネジメント部に移管し、マーケティングを軸に部門全般の政策、戦略機能を強化する。レベニューマネジメント部は営業戦略部から販売目標、販促計画、費用計画の販売促進活動を集約し、収入計画、座席管理を含む路線収入を基にした計画、販売を統括していく。

 また、インターネットでの販売、特に顧客への直接販売などを視野に入れた販売計画機能、およびANAマイレージクラブ(AMC)会員に対する販売促進機能を強化するため、顧客販売部をWEB販売部と改称する。

 海外支店では広州支店空港所、ソウル支店空港所など就航便数規模に合わせて新設するほか、就航を予定しているムンバイに「ムンバイ支店」を新設する。