オーストリア航空、供給座席増で高需要に対応−中・東欧ビヨンドも重視

  • 2007年3月22日
 オーストリア航空(OS)日本・韓国地区総支配人のゲオルグ・イリッヒマン氏は昨年の成田/ウィーン線の旅客数が約15万2000人超、このうち約8割超が日本人旅客であることを明らかにし、夏スケジュールから成田線に導入するボーイングB777型機で日本向けのサービスを拡充したい考えを示した。20日に都内で開催した旅行業関係者を集めた披露パーティで語った。このうち、昨年4月から9月の夏スケジュールでは搭乗率が90%とほぼ満席で運航していたことに触れ、「需要は高く、日本発の供給量が18%程度は増加する」として、高い需要に応える姿勢。

 また、今年はウィーンへの需要だけでなく、ウィーン以遠も需要が高いという。ウィーン以遠については欧州内には95都市の就航地があり、このうち中・東欧は45都市。イリッヒマン氏は首都に次ぐ「セカンダリーシティへのネットワークがあり、こうしたニッチな需要に広がりがある」と語っており、今後も日本発の需要については一定の乗継需要を獲得したい考え。


関連記事
 オーストリア航空、夏期スケジュールからボーイングB777型機を導入(2007.01.19)