[総評]2月のニュース・ランキング−1位はNHエアライン・オブ・ザ・イヤー

  • 2007年3月7日
[総評] 2月の第1位は全日空がアメリカの航空業界誌で「エアライン・オブ・ザ・イヤー2007」を受賞したニュースです。航空会社のサービスなどが表彰された話題として、ここまでアクセスを集めたのは初めてと思われます。月刊誌「エア・トランスポート・ワールド(ATW)」は権威ある雑誌と聞き及んでいますが、全日空への評価が業界として高まっているのでしょう。

 全体としては、1月に続き、日本航空の動向が注目される傾向が続いています。ニュース本数としても取扱いが多いのですが、上位10件のうち、4件がランクインし、1月の上位10件中3件という実績からも、件数として増えています。10位以下には日本航空のワンワールド加盟関連のニュースもあり、4月の加盟までは話題を集めていくという状況が続くのでしょうか。

 2位のエクアドルでの事故は、初催行での事と非常に残念です。亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。ただ、阪神航空は被害者に対して誠意ある対応をしていただくと共に、エクアドルなど日本人訪問者数の多くないデスティネーションにツアーを設定して頂きたいと思います。これは旅行業界全体に対して思うことで、新デスティネーションの開発に惜しみない力を注ぎ、業界として活性化につながって行くと良いのではないでしょうか。

 10位以下にはJTBのダイナミックパッケージの開始(2月20日)北京オリンピックに向けた動き(2月7日)など、10位とほぼ変わらないアクセス数であったニュースが並びます。アクセス数は非常に高く、ニュースとしても話題の多い1ヶ月だったのではないかと思います。


▽トラベルビジョン・記事ランキング(2月分)

第1位:全日空、米の航空業界誌で「エアライン・オブ・ザ・イヤー2007」を受賞(2月3日)
第2位:阪神航空、初催行のエクアドルで列車事故−男女2名死亡(17日14時)(2月17日)
第3位:日本航空・JALインター、役員体制を決定−法人センター長に山口栄一氏(2月22日)
第4位:JLとJTB提携施策、日本各地からチャーター便展開−JTB単独用機者で欧州へ(2月26日)
第5位:地球の歩き方調査、2007年版のエアラインランキングでVSが1位に(月日)
第6位:日本航空とジェットスター、コードシェア提携に合意−JL予約は飲み物付き(2月26日)
第7位:日本航空西松社長、「退路を断って取り組む」−収益力の向上へ(2月7日)
第8位:JATA、航空会社の運賃・燃油サーチャージの対応に落胆(2月22日)
第9位:成田空港、航空会社再配置がひと段落、利用ピーク時間、発着便の混雑緩和へ(2月27日)
第10位:鈴木航空局長、航空交渉で「日本側のメリット」を追求−羽田の国際線枠増で(2月13日)