ジャルパック、今期見通しは「水面上」、来期は「パッケージらしさ」追及
ジャルパック代表取締役梶明彦氏は商品発表会の席上、今期の見通しについて「水面上にある」として黒字決算となる見通しを示した。今年度上期はジャルパックグループとして営業利益8億円を計上しており、下期をあわせた年度ではこれをやや下回る見通しのよう。2006年度は日本航空(JL)による路線撤退の影響を直に受け、供給量として15%減。ただし、収入としては7%減にとどめ、加えてこれまで進めてきたリストラ策、商品構成に変化を持たせ、送客人数の減少を最小限に抑えている。今年もこうした対応は続く見通しで、「リストラでの益だしは望ましいものではない」と健全な体質への移行が急務であることも示唆した。
梶氏は業界として上向きの環境にあるという認識を示しつつ、ジャルパックは厳しい環境にあるものの、足元では「パッケージ商品らしさ」を追求し、乗り切る考え。このパッケージ商品の追求とは、1人ではできないオルセー美術館を休館日の特定日に借り切るなど、旅行会社としての手配力などを総合的に活用した商品を市場に投入し、魅力を高めるもの。また、昨年9月にアイルで参加客からの評価において満足度98%、不満が0%であったことを披露し、「人的サービスでこうした数値を作ったことは評価に値する」と語り、今年も「質」について販売店、消費者から高い評価を得ることを掲げる。
今年度についても供給量はアメリカ方面での減便から5%減程度を想定し、アメリカへの送客は前年を大きく割れる見通しを立てているが、全体としては概ね増加する予測。特に、JALグループとして座席販売を高めるほか、商品力の強化、アヴァ商品の20周年を契機とする販売促進、品質の追及、現場主義を貫く。
梶氏は業界として上向きの環境にあるという認識を示しつつ、ジャルパックは厳しい環境にあるものの、足元では「パッケージ商品らしさ」を追求し、乗り切る考え。このパッケージ商品の追求とは、1人ではできないオルセー美術館を休館日の特定日に借り切るなど、旅行会社としての手配力などを総合的に活用した商品を市場に投入し、魅力を高めるもの。また、昨年9月にアイルで参加客からの評価において満足度98%、不満が0%であったことを披露し、「人的サービスでこうした数値を作ったことは評価に値する」と語り、今年も「質」について販売店、消費者から高い評価を得ることを掲げる。
今年度についても供給量はアメリカ方面での減便から5%減程度を想定し、アメリカへの送客は前年を大きく割れる見通しを立てているが、全体としては概ね増加する予測。特に、JALグループとして座席販売を高めるほか、商品力の強化、アヴァ商品の20周年を契機とする販売促進、品質の追及、現場主義を貫く。