香港ドラゴン航空、新CEOはケニー・タン氏、中国国際・キャセイの提携関係も進む

  • 2006年8月25日
 キャセイパシフィック航空(CX)、および香港ドラゴン航空(KA)は、KAの最高経営責任者としてケニー・タン氏の就任を発表、8月29日付けで就任する。KAの現CEOのスタンレー・ヒュイ氏は8月29日に退職する。

 タン氏は、公認会計士の資格を有し、1979年にCXへ入社。経理部に配属され、1994年には貨物航空会社であるエアー・ホンコン航空の最高執行責任者に就任した。2000年2月からはCX貨物部門ジェネラルマネージャー、04年にはスワイヤー・パシフィック社に出向し、台湾にある関連会社のタイクーモーターズ社で社長を務めていた。

 また、中国国際航空(CA)、CX、中航興業 (CNAC)、CITICパシフィックによる中国市場における航空事業等の業務提携、再編を目指したCA、CXの株式持ち合い、CXのKA完全小会社化などについて、それぞれの会社で資本構成の変更が各社の株主総会で承認された。既に発表されているが、CAとCXの提携強化を核とし、CXのKA子会社によるネットワークの相互強化が進む計画だ。

 なお、KAは、スワイヤー・パシフィック、CX、CA、中航興業、CITICパシフィック各社の株主構成の再編成に関する取引完了後に完全子会社となる。