全日空と楽天、旅行予約で提携を強化、新会社を設立し「早期に200億円」をめざす

両社は2004年7月からポイントプログラムで提携し、今回はこうした協力関係の拡大の一環。NHの1日900便の航空券、楽天トラベル、ANAセールスがそれぞれ契約する約2万軒の宿泊施設やレンタカーを組み合わせてパッケージ商品「ANA楽パック」として販売する。NHがIIT運賃を新会社に提供、宿泊施設は楽天トラベル、およびANAセールスが提供し、パッケージとする。新会社の年間取扱額について、楽天トラベル社長の山田善久氏は「約200億円程度を早期に達成したい」という。今後は楽天トラベルサイトからの誘導、および楽天会員に対して販促を行う。

また、安達氏は楽天トラベルの「民宿から高級施設まで」の品揃え、「素泊まりからぜいたく三昧まで」と旅行先での多様な滞在が可能であること、楽天会員の「若者から熟年まで」の幅広さを魅力としており、供給量が少ない場合でも販売が可能となる点にメリットを見出し、楽天からインターネットビジネスのノウハウについても吸収したい考え。