国土交通省は、平成18年度の観光ルネサンス制度における補助金交付対象8地域を決定した。観光ルネサンス制度は、観光地の活性化に取り組む民間の活動を支援し、国際競争力のある観光地づくりを支援するもの。補助対象は市町村の認定を受けた公益法人、NPO法人などの民間組織で、補助対象制度の40％を上限として支給、補助期間は2ヵ年度。平成18年度の予算額は約2億円が計上されている。

　補助金交付対象は、全国から公募で寄せられる案件を、地域の観光振進に関する有権者から構成された「観光ルネサンス事業検討会」が推薦する。18年度の検討会から5月23日に推薦された交付対象は8件で、国土交通省はそれらのすべてを目的に合致するものとして決定した。


▽地域／実施主体／件名
北海道富良野市／ふらの観光協会／人にも優しい国際観光地づくり事業（ふら
　　　　　の一人歩きサポートプログラム）
山形県酒田市／酒田観光物産協会／21世紀の北前船『酒田観光ルネサンス』
群馬県草津町／草津温泉観光協会／外国人観光客とONSEN文化を分かち合うふ
　　　　　れあい交流事業
東京都台東区、墨田区／NPO法人隅田川・江戸文化観光振興会／隅田川・江戸
　　　　　文化観光振興事業
石川県加賀市／加賀商工会議所／「山代温泉九谷の里づくり」事業
岐阜県飛騨市／古川町商工会／飛騨市まるごと「体感」事業
京都府京都市／京都伝統技芸振興財団／「京都・五花街おこしやす事業」
長崎県佐世保市／佐世保観光コンベンション協会／佐世保流・人と環境に優し
　　　　　い観光地域力向上事業