エフネスはこのほど、アメリカ本土に子会社リキシャ（Rikisha Co., LTD.）を設立した。アメリカを訪問する日本人富裕層に観光ガイドを紹介、企業需要には通訳や弁護士を紹介するなどを含む地上手配、米国発航空券手配など、トータルコーディネートの提供、および仲介サービスを主力事業とする。9.11以降、アメリカ方面のランドオペレーターが減少。一方、日本市場では高品質なサービスを求める訪問者、富裕層が増えているにも関らず、現地での高品質サービス提供が不足していると捉え、ターゲットを絞った展開をはかる。市場が二極化する中で、ハイエンドの顧客層に対して、高い顧客満足を提供することで、「これまでのツアーオペレーターと一線を隔す」考え。現在人員は3名だが、今後1年以内に5名にまで増員する計画。

　リキシャは本社をロサンゼルスに置き、当面のところアメリカ西海岸の主要都市を取扱う。数年以内には全米の各都市に手配地域を拡大する予定。なお、アメリカの旅行会社に対する航空券卸販売事業を含んだ売上目標は、2010年12月期に売上高5000万ドルとしている。